最近読んだ本
米原万里『魔女の1ダース〜正義と常識に冷や水を浴びせる13章〜』
可愛い魔女の表紙とはうらはらに、中身は社会・政治に対して鋭く語っています。
単行本の発売が1993年とだいぶ前なのですが、全然古い感じがしません。
マニラのスイス人・ローマの中国人などなど
米原さんが実際出会った言葉・文化の不思議が盛りだくさん。
梨木香歩『西の魔女が死んだ』
魔女つながりではないですが・・。
西の魔女とは、主人公まいの祖母のこと。
魔女が倒れた・・というところから始まって、
かつて学校に行けなくなったまいが祖母の家で過ごした日々が語られます。
言葉は少ないですが、ひとつひとつの描写が丁寧で
瑞々しい気持ちになれる一冊。
東野圭吾『鳥人計画』
スキーのジャンプ界を舞台にしたミステリー。
犯人は物語始めで明らかにされるのですが、
そこからの謎解きで明らかになっていく計画に、ちょっとぞっとする思い。
最後まで先が読めない展開でドキドキでした。面白かったです。
スキー場が舞台ですし、夏にピッタリですね。
一瞬、暑さを忘れられます〜。