ウォーターシップ・ダウンのウサギたち


 リチャード・アダムズ著『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』読了しました。
 ウォーターシップ・ダウンのウサギたち〈上〉 (ファンタジー・クラシックス)  ウォーターシップ・ダウンのウサギたち〈下〉 (ファンタジー・クラシックス)

 表紙に目が留まって手にとった一冊。


 予知能力のあるウサギの予言を信じて
生まれ育った村を出たウサギの一群が、
新たな永住の地を探す冒険の旅を描いたファンタジーです。


 ファンタジーといっても大人が読んでも十分楽しめる内容。
ストーリーと絡めて語られる、ウサギの伝説の物語や
各章の頭につけられた題辞・自然描写の細やかさも深みを加えています。

あっという間に、ウサギたちはシラカバの下にいた。そして、朝日がのぼり、シダや木々の小枝の朝露を赤や緑にきらめかせはじめたとき、いけがきを越え、浅い溝を抜けて、牧草地の豊かに茂る草の中にいた。


 ウサギたちのみせる勇気と知恵にはワクワクさせられっぱなしでした。
こんなに男前なウサギの本って初めて読んだかも。
ウサギを見る目もなんだか変わりそうです〜!