ティファニーで朝食を
トルーマン・カポーティー著『ティファニーで朝食を』読了。
村上春樹さんの訳で読めるなんて本当にシアワセです〜♪
映画は映画で素晴しい作品なのだけど、
原作もこんなに良かったとは知らなかったです。
原作でのホリー・ゴライトリーは
なんというか、もっと奇抜で大胆な感じ。
オードリー・ヘップバーンとはまた違った魅力があって楽しめました。
好きなのはこの一節。
ほとんど夏のような暖かな夜で、彼女はほっそりしたクールな黒いドレスに、黒いサンダルをはき、真珠の小さなネックレスをつけていた。その身体はいかにも上品に細かったものの、彼女には朝食用のシリアルを思わせるような健康な雰囲気があり、石鹸やレモンの清潔さがあった。