究極の2択


 楽しみにしていた春樹さんからのメッセージ!
新刊が続くみたいでうれしいです!
プロジェクトX・Y・Zと3つも並行して進んでいるなんて、すごいですね。
やっぱり春樹さんって体力があるからそこまで出来るんでしょうか。
ファンとしては、うれしい限りです。
体をこわさないぐらいで、頑張ってくださいね。
 

 そして、究極の2択アンケート!
  村上春樹さんの作品を『ノルウェイの森』前後で分けるとどちらが好きですか?


 答え・・ノルウェイの森 
 これ、ほんとに究極ですね。
 『世界の終わりと・・』と『ねじまき鳥クロニクル』が好きな私にとって
何とも選びにくい質問でした。


 『ノルウェイの森』前後というわけではないですが、 
私なりに比べてみると・・


 昔の作品
中国行きのスロウ・ボート』や
『世界の終わりとハードボイルとワンダーランド』なんかを読むと、
表現の仕方や話の展開が凝りに凝ってるという印象はあります。
料理に例えるならば、珍しい食材や新しい調理法をどんどん試してる感じ。

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)


 対して最近の作品、
海辺のカフカ』や『アフターダーク』や『東京奇譚集』だと
より自然な流れの中に、表現したいことが凝縮されているように感じます。
一流の技術を習得したシェフが、シンプルな材料で作った料理のような・・。

アフターダーク

アフターダーク


 どっちも美味しいけど、どちらかを選ぶとしたら後者でしょうか。
これが、何年か前だったら前者を選んだと思うのだけど、
海辺のカフカ』以降の作品が加わってから特に、
後者が充実しているなぁ〜という感じがします。



 第21回大調査の2問目の
「村上作品の中で好きなフレーズは?」という設問、今日が締め切りですね〜。
私は『海辺のカフカ』の中の


「耳をすませるんだ。はまぐりのように注意深く」 を挙げてみました。


 このアンケートのために、
何冊か好きな長編を中心に読み返してみたのですが、
このおかげで、最近の作品の充実ぶりに
あらためて気がついたといえるかもしれません。


 他の春樹ファンの方が、どんなフレーズを挙げられるのか、
けっこう興味ありますね。面白い結果が出そう。
集計楽しみにしてます〜!



http://d.hatena.ne.jp/motokurashi/20050930