キップをなくして


 夏休みが終わりましたね。
住んでいるマンションは子供が多く
新学期になって、お道具箱(というのかな?)を持って
学校に行っている姿をちらほらみかけました。


 昨日から読んでいる、池澤夏樹さんの『キップをなくして』
夏休み前の駅が舞台のファンタジーです。

キップをなくして

キップをなくして

キップをなくした主人公のイタルは
「ステーションキッズ」として駅の中にとどまり
そこで出会った仲間と一緒に、通学中の生徒達を助ける仕事をするようになります。


 途中、子供達同士の人間関係があったり
「死」について考えさせられることがあったりと
ワクワクするような冒険物語の形をとりながら、深い内容がある作品でした。
小学生ぐらいから読めそうですね。