フラット化する世界
トーマス・フリードマン著『フラット化する世界』読了しました。
上巻のほとんどを費やしているのは、いかに世界がフラットになったかということ。
インドや中国へのアウトソーシング・オフショアリング、
ウォルマートのサプライチェーン、ブログなどなど
通信テクノロジーの劇的な発達によって
ビジネスや人々の生活が大きく様変わりしたことが述べられています。
言っていることは分かるのだけど、
いくらフラットって言っても
パソコンを持てる人って世界の中ではまだ一部なんじゃないの?
食べるのにも困っている貧困層の人たちは無視??
・・と思いながら読みすすめていたのですが、答えは下巻にありました。
正直な話、世界がどうフラット化するのか、私には分からない。いや心の底で思っていることを打ち明けよう。今の世界がフラットではないのを、私は知っている。
フラット化していない部分にも目を向けているところが
本書のすごいところだと思いました。肝は下巻かな。
なかなか興味深い一冊でした。